本店と支店の取引は、本店→支店、支店→本店の勘定を用います。
まず当事者が影響した科目を考え、その後相手勘定を支店、もしくは本店(いわゆる相手先)の仕訳をします。
まず当事者が影響した科目を考え、その後相手勘定を支店、もしくは本店(いわゆる相手先)の仕訳をします。
本支店間で仕入・売上取引があった場合には、
売上の場合:(売上先)へ売上
仕入の場合:(仕入先)より仕入
の仕訳を行います。
現金郵送時
本店が支店に100円送金した場合。
本店側
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
支店 ↑相手勘定 |
100 | 現金 ↑現金が減少 |
100 |
支店側
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 ↑現金が増加 |
100 | 本店 ↑相手勘定 |
100 |
支店が本店の買掛金200円を現金で支払った場合
本店側
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
買掛金 ↑本店の買掛金減少 |
200 | 支店 ↑相手勘定 |
200 |
支店側
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
本店 ↑相手勘定 |
200 | 現金 ↑現金が減少 |
200 |
商品発送取引
本店が支店に、100円の商品に50円の利益をのせて販売
本店側
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
支店 ↑相手勘定 |
150 | 支店へ売上 ↑売上 |
150 |
支店側
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
本店より仕入 | 150 | 本店 ↑相手勘定 |
150 |
支店間取引
支店分散計算制度
A支店は、B支店に商品100(利益10%上乗せ済)を送付。
A支店
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
B支店 | 100 | B支店売上 | 100 |
B支店
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
A支店より仕入 | 100 | A支店 | 100 |
本店
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
仕訳なし |
本店集中計算制度
A支店は、B支店に商品100(利益10%上乗せ済)を送付。
A支店
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
本店 | 100 | 本店へ売上 | 100 |
B支店
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
本店より仕入 | 100 | 本店 | 100 |
本店
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
B支店 | 100 | A支店 | 100 |